Hachi47835014’s diary

学校現場で考えたことを綴ります

教室環境の整備

 毎朝、生徒が登校する前の教室は、どのような状態になっているでしょうか。きれいに整えてある教室で1日のスタートを迎えられれば、生徒の気持ちも前向きになることでしょう。逆に乱れていれば、心も落ち着かなくなり、さらなる乱れを招く可能性さえあります。どのような教室環境で生徒が過ごすかは、教育活動においてかなり重要だと言えます。
 次の項目を確認して、毎朝、生徒を迎えられるようにしましょう。
  ①黒板がきれいに消されているか。
  ②机の列が整っているか。
  ③ゴミが落ちていないか。
  ④掲示物に破れやはがれはないか。
 ①については、ただ書いてあるものが消されているだけではなく、クリーナーをかけた黒板消しできれいにしておきましょう。また、②を行うことで、1人1人の机の使い方が分かります。落書きがされている場合は、消させなければなりませんし、誰かが書いたものならば、いじめの可能性があります。③については、ゴミの落ち方で学級の様子がつかめます。すぐにゴミが散乱するならば、良い状態の学級とは言えません。また、特定の授業後にそのような状態になるのならば、授業が上手くいっていないことが考えられます。④は、破れたものははがすか、新しいものに貼りかえましょう。もちろん、期限の過ぎた掲示物はすぐにはがしましょう。そして、画鋲がとれていないかまでをチェックすると安心です。荒れている学級は、画鋲もどんどんなくなっていきますから。
 最後にですが、教室環境の整備は経験の浅い担任は必ず毎日完璧に行ったほうが良いです。なぜなら、教室環境の整備は、経験のあるなしに関わりがないことだからです。学級経営について、経験のある担任との差をいかになくしていくのか。それを考えれば、こういったことを地道に行っていくしかありません。学級経営で悩んでいるならば、まずは教室環境の整備から始めましょう。