Hachi47835014’s diary

学校現場で考えたことを綴ります

学級経営で大切なこと

 学級経営で大切なことは何だろうと考えたときに、現時点で真っ先に思い浮かぶのは「どんな生徒を育てたいかが明確である」ということです。私が考えるここでのポイントは「学級」ではなく「生徒」であるということです。今よりも経験が浅かった頃、私は「学級崩壊をさせたくない」「明るくて楽しいクラスにしたい」といったことを中心に考えていました。
 しかし、1年間を通して育てたいのはあくまで生徒個人であり、学級という集団ではありません。学級という集団のなかで、どのような生徒をどのような方法で育てていくのかが、最も大切であると考えます。中学校での学級は1年、あるいは長くても3年で解散です。その後、新しい環境で生徒1人1人がたくましく生きていけるようにするのが教師の役目です。学級という集団の力を使って、生徒個人を育てるのです。